活動レポート

activity report

2015

05.1105.12

真言宗御室派青年教師会 結成40周年記念事業 〜春の御室〜

於:京都 リーガロイヤルホテル京都、総本山 仁和寺

5月11・12日の2日間、「春の御室」と題し 1日目は立命館大学 文学部教授 本郷真紹先生による記念講演、 40周年記念式典をリーガロイヤルホテル京都にて開催いたしました。 また、2日目は総本山 仁和寺を舞台に、宇多天皇陵への参拝、 金堂において一座土砂加持法要を厳修いたしました。

2015

05.1105.12

真言宗御室派青年教師会 結成40周年記念事業 〜春の御室〜

於:京都 リーガロイヤルホテル京都、総本山 仁和寺

5月11・12日の2日間、「春の御室」と題し 1日目は立命館大学 文学部教授 本郷真紹先生による記念講演、 40周年記念式典をリーガロイヤルホテル京都にて開催いたしました。 また、2日目は総本山 仁和寺を舞台に、宇多天皇陵への参拝、 金堂において一座土砂加持法要を厳修いたしました。

師に学び今に生かす

備中 寳生院 石原澄明

 真言宗御室派青年教師会は本年度、結成四十周年を迎えました。「温故知新~先師の足跡を って~」をテーマに、去る五月十一日、「春の御室」の一日目は、立命館大学の本郷真紹先生を講師にお迎えし『宇多天皇の出家と御室仁和寺』についてご講演いただきました。宇多天皇は仁和寺を開山された方であり、御室派の研修会などの集まりでは『南無禅定法皇』とご宝号をお唱えしてきました。しかしこれまで、学生時代を京都で過ごし、仁和寺で加行をした身でありながら、仁和寺を開山された宇多天皇の御生涯や『禅定法皇』の名の由来、仏教との関わりについて、浅い知識しか持つことなく、恥ずかしながら、御陵も参拝したことはありませんでした。 講演では、仁和寺は当初、天台系の寺院であったこと、宇多天皇は益信との出会いにより仏門の道に入られたことなど、歴史的側面から分かり易くお話いただきました。また、当時のお寺は無住であり、僧侶の活動場所というよりは、宗教儀礼を行う場であり、一代限りで廃寺になることが多かった。という歴史背景にも驚き、知識を深めることができました。 宇多天皇が即位された仁和年間は仁和地震による大災害があり、大阪湾にも大津波が来たとされており、記録では日本各地に甚大な被害を与えたとあります。この混迷した時代に「人々を救いたい」という大願を持ち、仁和寺で出家された宇多天皇の志に深く心を打たれました。講演の最後に先生は「歴史は将来を映す鑑(かがみ)」と仰いました。先師の歴史を学び、今の世の中に生かす事…後の記念式典に於いても、立部祐道猊下より「青年教師会創設時、諸先輩方が自己の研鑚や災害支援等、宗教者として当時の社会と如何に関わっていたか、今一度見直し今に生かして欲しい。」との御垂示を賜りました。今の世の中を見れば、国内外での地震や台風など、大規模な自然災害や社会全体のお寺離れ、宗教離れなど私達真言僧の真価が問われている事と思います。御室派青年教師会四十周年という節目の記念事業に参加できたご法縁に感謝するとともに、未熟な私ではありますが、諸先輩方の積み上げた歴史を学び、そして生かし、そして後世に伝えていけるよう今一層の精進をして参りたいと思います。

仁和寺金堂での記念法要

大阪 三津寺 加賀俊裕

五月十二日、真言宗御室派青年教師会記念法要に出仕させていただきました。今年の三月に仁和密教学院を卒業した私にとっては、初めてとなる御室派青年教師会の法要となり、当日の朝は懐かしさと緊張に包まれながら御室会館にて多くの先輩方にご挨拶させていただきました。その後、まずは、額に汗をにじませながら御室会館から三十分ほど山道を歩き、御室八十八カ所内の仁和寺開山宇多天皇陵にて御法楽を捧げ報恩謝徳を祈念いたしました。下山後は仁和寺金堂にて立部祐道門跡猊下を御導師様としてお迎えし、仁和寺歴代門跡様と御室派青年教師会物故会員の追善供養として一座土砂加持法要を執り行いました。学院中とかわらない荘厳な金堂での厳粛な法要に、参拝者の方も数多く手を合わせてくださりました。同じ法流を継ぐ青年教師の皆さまとの法要は、自身の原点を再認識する本当に貴重な機会であり、非常に多くのことを学ぶことができました。次回は開創千二百年を迎える高野山にて秋の記念法要が開催される予定です。是非とも皆さまご参加ください。

四十周年記念法要に参加して

愛媛 香園寺  山岡大真

去る平成二十七年五月十一日~十二日と二日間にかけ、結成四十周年記念大会「春の御室」が開催されました。初日に記念講演、記念式典、記念祝賀会、二日目には宇多天皇陵参拝、記念法要が行われ、幸運にも参加させていただく機会に恵まれました。二日目の宇多天皇陵を参拝する際には何とか天気も持ちこたえ、仁和寺から徒歩で参ることができる距離にありながらもなかなか機会が無かったため、今回無事に参拝することができ、非常にありがたく感じました。その後に金堂において、立部祐道門跡猊下を御導師にお迎えして行われた一座土砂加持法要は、雨音を聞きながらの法要となりました。よりいっそう暗くなった堂内で灯明の明かりを頼りに厳修された法楽は古に行われた法要を再現されたものではないかと思い、非常に稀有な体験と感動いたしました。御本山ならびに諸先輩方の御尽力により、「春の御室」という四十年という長い時を祝う記念大会が行われ、参加できる機会に恵まれたことをうれしく思い、御室派青年教師として尽力できる仏縁を賜ったことを感謝したいと思います。