活動レポート

activity report

2023年

11月7日11月8日

全真言宗青年連盟第41回結集善通寺大会「History 1250」

於:総本山善通寺、レクザムホール

2023年

11月7日11月8日

全真言宗青年連盟第41回結集善通寺大会「History 1250」

於:総本山善通寺、レクザムホール

第四十三回結集善通寺大会に出席して

徳島 地福寺 宮内宥典

去る十一月七日に総本山善通寺に於いて「Histоry1250」を掲げた全真言宗青年連盟第四十三回結集善通寺大会が開催されました。弘法大師様が御生誕千二百五十年の年を迎に当たり、総本山善通寺法主菅智潤猊下御導師を迎えて厳粛に執り行なわれました。新型コロナウイルスの猛威の時期も過ぎ、久しく一同が会して古儀真言宗、新儀真言宗の青年僧侶による声明や読経の高唱が御影堂内に響き渡り、稚児大師様に潅沐し、万感迫る気持ちの下で粛々と進められました。境内では秘蔵弘法大師像御開帳、十八本山お砂踏み、金胎曼荼羅の展示等催しが多く、感慨深く参拝させていただきました。  二日目は、会場を高松市に移しレグザムホールにて講演①評論家、仏教思想家の宮崎哲弥氏による「空海から井筒俊彦へ 現代の救いとしての仏道」がありました。衆生に齎した弘法大師様の言葉の真理を分かり安く解説していただき、言葉は全て大日如来の説法であるという。弘法大師様の偉大な思想に改めてふれた様に思いました。 講演②落語家の林家たい平氏による「笑顔のもとに笑顔が集まる」では「心から笑える幸せは感謝で繋がる『ありがとう』の本質であること」を自分の人生において説かれ、面白可笑しく御講演いただきました。  弘法大師様の言葉には「虚空尽き衆生尽き 涅槃尽きなば我が願い尽きん」と残されています。宇宙がなくなり、人間が一人もいなくなり、あの世もなくなるまでは、わたしの願いは絶対になくならない。今大切な事は、生誕千二百五十年間守り継いできた全国の各派諸大徳様が弘法大師様の願いを言葉や心で伝えた紐帯が結集し、善通寺大会の法要で繰り広げられたことではないかと思っています。                   合掌