活動レポート

activity report

2023

5.18

令和5年度真言宗御室派青年教師会 総会・研修会

於:ANAクラウンプラザホテル京都

5月18日、京都市に於いて、令和5年度真言宗御室派青年教師会 総会・研修会を開催しました。仁和伝法所の泰地 翔大 氏にご講演いただいた後、総会にて役員の改選などの重要事項を審議いただきました。

2023

5.18

令和5年度真言宗御室派青年教師会 総会・研修会

於:ANAクラウンプラザホテル京都

5月18日、京都市に於いて、令和5年度真言宗御室派青年教師会 総会・研修会を開催しました。仁和伝法所の泰地 翔大 氏にご講演いただいた後、総会にて役員の改選などの重要事項を審議いただきました。

研修会「大師という紐帯」

備前 大宝寺 本山 貴弘

去る令和五年五月十八日、ANAクラウンプラザホテル京都で開催されました「令和五年度真言宗御室派青年教師会研修会」に参加させていただきました。  この度の研修会は仁和伝法所准研究員であられる泰地翔大氏を講師としてお迎えし、「大師という紐帯」と題してご講義賜りました。  真言宗という宗団の形成、弘法大師を始点とする血脈意識、そして特に、観賢僧正が醍醐天皇へ三十帖冊子を奉覧されたことを契機に、延喜二十一年(九二一年)に弘法大師号下賜されたことが極めて重要であったこと。また、その時の奉請文には「諡号を真言根本阿闍梨贈大僧正法印和尚位空海に追賜せられんことを請う」とあり、真言宗の「根本阿闍梨」として位置づけされたことなどをご解説いただきました。 歴史的な観点から紐解き、現代においても、血脈、法流、弘法大師を根本とする意識は受け継がれており、それを「紐帯」という言葉で表現されたのがとても印象に残りました。 コロナウイルス感染症が少しずつ落ち着きをみせ、リモートではなく、対面での講義を受けることが出来ることに感謝しながら、会員同士の交流がより深まる研修会となりました。合掌