活動レポート
activity report
2021
06.22令和3年度 真言宗御室派青年教師会 総会・研修会 西中国御室青年会 結成30周年記念大会
於:島根 玉造温泉
6月22日、島根県に於いて、令和3年度 真言宗御室派青年教師会 総会・研修会並びに西中国御室青年会 結成30周年記念大会を開催しました。
2021
06.22令和3年度 真言宗御室派青年教師会 総会・研修会 西中国御室青年会 結成30周年記念大会
於:島根 玉造温泉
6月22日、島根県に於いて、令和3年度 真言宗御室派青年教師会 総会・研修会並びに西中国御室青年会 結成30周年記念大会を開催しました。
コロナ禍を生き抜くために
大阪 祐照寺 古川真隆去る六月二十二日、玉造温泉 佳翠苑皆美にて開催されました「令和三年度真言宗御室派青年教師会総会・研修会」並びに「西中国御室青年会結成三十周年記念大会」に参加させていただきました。 研修会では、丸井浩先生を講師にお迎えし『いま釈尊の教えに学ぶこと』の演題にてご講演を賜りました。 コロナの影響が至るところで影を落としている昨今、私は日々法務に励む中で辛く苦しんでいる方々に対し、いかにして幸せな心を養っていただけるのかという課題に直面しております。 そういった中、丸井先生のご講演は興味深く、特に「二元性一原論」のお話は大変印象に残りました。 「大」と「小」 「好」と「嫌」 「善」と「悪」 「清浄」と「不浄」 これらすべてに大きな隔たりは無く、自分自身の心ひとつで、一見対立し合う二つのものが一つになる。 「他人との比較」や「自分にとっての区別」という概念そのものを無くしていくことがコロナ禍を生き抜くために必要な智慧だと思います。 さらに二元性一原論の理解を深めることで、仁和寺の法語である「一味和合」の精神、そして釈尊の教えである「中道」という考えに繋がっていくのではないかと感じました。 日々「辛い」と感じておられる方々に、今般のご講演で会得したことを一つ加えることで、日々「幸せ」と感じていただけるよう、これからもより一層法務に精進して参りたいと思います。
記念大会を通して
直轄(島根) 楞厳寺 笠木智訓令和3年6月22日、晴天に恵まれ島根県松江市の地において、真言宗御室青年教師会総会・研修会、西中国御室青年会結成30周年記念大会が開催となりました。本来、昨年に開催予定でしたが新型コロナウイルスにより中止せざる終えない状況となり、漸く今日に至り開催の運びとなりました。コロナ禍でありますも本山執行部の皆様を始め歴代会長様 そして沢山の方に御出席賜り、感染予防にご協力頂きながら盛大に開催となりました。心より感謝申し上げます。今回、西中国青年会の理事として、記念すべき大会に協力させて頂き、緊張の面もちながらも貴重な経験をさせて頂きました。 今大会の記念講演において、武蔵野大学特任教授/東京大学名誉教授、丸井 浩先生により「いま釈尊の教えに学ぶこと~中村 元先生の仏教研究をご紹介しながら」を拝聴させて頂きました。記念講演を通して、お釈迦様の教えを始め島根県出身者である中村 元博士のご研究、特に「慈悲」について「慈悲は仏教の実践面における中心の徳、慈悲は仏そのもの~生きていく上で基本的なこと」の言葉にやはり僧侶として基本的なことであり、どんな時でも分け隔てなく思いやりが大切であると改めて気付かされた次第です。 また、日頃より地方新聞に掲載のお釈迦様のお言葉・そして中村博士のお言葉を載せた記事を拝読させて頂いている為、勝手ながら身近に感じる一面もありました。 今回、貴重な機会を頂き大変感謝の念でいっぱいです。そして、講演で学んだことが活かされるよう一層精進する所存でございます。